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LNJ Logo 報告〜元「慰安婦」の李容洙さんを迎えて院内集会
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児玉です。

2月21日(水)午後、元「慰安婦」の李容洙さんを迎えて参議院院内集会がありました。 呼びかけは、「慰安婦」問題の立法解決を求める会(会長:土屋公献弁護士)。その報告を送ります。

「慰安婦」問題の立法解決を求める会の皆さんは、毎月一回水曜日11時30分から12時30分まで、国会前で、「慰安婦」問題の立法解決を求め水曜行動を行っておられます。2月21日(水)もこの行動の後、国会内で参議院院内集会が開催されました。

写真などは、http://blog.so-net.ne.jp/tamashige/

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李容洙さんを迎えて参議院院内集会――「慰安婦」問題の立法解決を求める

1)米議会下院で、従軍「慰安婦」問題決議案を審議

米議会下院に「慰安婦」問題に関する決議案が再提出されており、2月15日に被害者を招いて公聴会 が開かれた。

米下院・外交委員会のアジア・太平洋・地球環境小委員会は、旧日本軍による従軍「慰安婦」問題で 、日本政府に謝罪を求める決議案審議のため、元従軍「慰安婦」三名を招いて、初の公聴会を開いた 。決議案は、日経のマイケル・ホンダ議員(民主党)ら超党派議員の共同提出したものであり、決議 案には「日本政府は公式に明確な手段で謝罪し、歴史的責任を負うべきである」と明記されている。

15日に証言したのは、韓国の李容洙さん、金君子さん、オーストラリアのジャン・ラフ・オハーンさ んの三名。いずれも、旧日本軍兵士から暴行を受けた「慰安婦」としての体験談を語り、「耐え難い 苦しみであった」「日本政府から公式な謝罪を受けたことは一度もない」と訴えた。

2)決議案にたいする日本政府の対応

このような動きに対して、日本政府は昨年から大物ロビイストを高額で雇って、決議採択をやめさせ るよう工作してきた。この工作自体が話題になった。恥知らずな行為であり、日本政府の国際的な評 判を落としている。しかもこの費用はわたしたちの税金から支出されている。今年は更にロビイスト を増やして、決議採択を阻止する構えだ。日本政府・外務省は外交ルートを通じて採択見送りを働き かけているし、一部自民党議員もこの目的のためにワシントンにいくと報じられている。

この決議案に対して、19日午前の衆院予算委員会で麻生太郎外相は、「決議案は客観的事実に基づい ていない。日本政府の対応を踏まえておらず、はなはだ遺憾だ」と発言した。麻生外相は「日本軍が 女性を強制的に性奴隷にし、挙句の果てに殺したり、自殺に追いやったというような事実を認める立 場にない」と答えた。

この発言は、従軍「慰安婦」問題に対する政府見解、すなわち1993年の河野洋平官房長官談話を否定 するものである。河野談話は、(1)慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送は旧日本軍が直接、間接的に 関与した。(2)慰安婦の募集は、軍の要請を受けた業者が主として当たった。(3)甘言、強圧などで本人 の意思に反して集められた事例が数多くあり、官憲が加担したこともあった。――ことなどを認める 内容である。

安倍首相が2006年10月3日衆院本会議で「いわゆる従軍慰安婦問題についての政府の基本的立場は、 河野談話を受け継いでいる」と答弁した政府見解をも否定しているのである。

3)2月21日、参院院内集会

 2月21日午後1時30分から参院院内集会が開かれ、「慰安婦」問題を立法で解決するようその声をあ げた。呼びかけは、「慰安婦」問題の立法解決を求める会(会長:土屋公献弁護士)。集会には、ワ シントンで証言された李容洙さんも参加され、証言の報告を行った。集会の途中で李容洙さんは外務 副大臣と面会し、日本政府の謝罪を改めて求めた。岡崎トミ子、福島瑞穂、江田五月、円より子ら各 議員が参加し、国会での活動を報告した。これまでに集めた立法解決を求める請願署名を議員に渡し て、「戦時性的強制被害者問題解決促進法案」の今国会での審議、そして成立を訴え、集会を終えた 。

集会後、参加者で手分けし、衆議院議員会館、参議院議員会館の全議員に、「戦時性的強制被害者問 題解決促進法案」の今国会での審議を要請するビラいれを行なった。


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